栽培管理を行っている園主の健康上の理由により、現在レモンの出荷を停止しております。お客さまにはご不便をおかけしまして、大変申し訳ございません。再開の見込みは未定ではありますが、お届けできるようになりましたらSNSにてお知らせしたいと思っております。
本日(2018年12月4日)をもって今季の販売を終了いたします。
ご予約をいただいているお客様には、準備が出来次第発送いたしますので、商品の到着までもうしばらくお待ちいただきたくお願い申し上げます。
今季は、夏の豪雨による障害などありましたが、お客様のご支援をいただけたことをとても嬉しく思うとともに、励ましのお言葉には感謝しております。
来季のお届けは、2019年11月頃を見込んでおります。
またのご注文を心よりお待ちしております。
今季はありがとうございました。
カンズフルーツ
菅 亨光
菅 操
ヤギの”ブラン”と一緒に畑に来て作業しています。
畑の草を食べるヤギは、草を土の栄養になるように4つの胃で分解してから排泄してくれます。
元気なレモンを育てる仕事を手伝ってくれるいい仲間です。
本日(1月9日)、12メートルを超える強風と雨で収穫作業ができない状態です。このため、ご注文いただきました商品のお届けが遅れますことをご理解いただきたくお願い申し上げます。
気象庁によりますと、天候の回復は13日(土)に見込まれています。
収穫を13日から開始し、発送は15日から順次始めてまいりますので、商品の到着までもうしばらくお待ちいただきたくお願いいたします。
お客様にはご不便とご迷惑をお掛けしておりますことをお詫び申し上げます。
2018年1月9日
カンズフルーツ菅亨光
私たちが作ったレモンマーマレード、aoi tori bakery さんでお取り扱い頂いています。
aoi tori bakery さんとの出会いは、4〜5年ほど前のことです。愛媛県松山市内のコーヒーショップで初めて会ったときがきっかけでした。その数年後、ヨーロッパから帰国したオーナーさんは「農家との交流を大切にしたいから…」との想いで、私たちの商品をお取り扱い頂いています。
レモンマーマレードは、自然農法で育てたレモンの果肉や皮、そしてタネもぜーんぶ使っています。
濃厚な酸味と仄かな甘味をお楽しみ頂きたいから、ヘタ以外はすべて詰め込みました。
原材料は、レモン、粗精糖、トレハロースの3つだけ。
レモン専門の農家が作った、レモンまるごとまるっと入った濃厚なレモンマーマーレードをお楽しみください。
今季も無事に販売を終えることが出来ました。
これも皆様のご協力を得ることが出来たからこそだと思っています。
ご購入くださったお客様、ありがとうございました。
また、営農活動を支えてくださった地域の方々にも感謝いたします。
慣行栽培地から自然農法に変えたり、耕作されなくなったところを開墾したり整備したりしていると、難しい問題が次から次へと出てきます。
上手く行っているように見えるかもしれませんが、じつは失敗の方が多い私。
早速、気分が折れています。その理由はこれ、苗木のことです。
これは昨年植えた苗。枯れそうなくらい弱っています。葉をすべて落として、新芽も少ない。
こうなるのは土が影響していると考えています。
ここは粘土質の畑。なので、良い微生物が動けていない。動けないので土の温度も上がらない。だから木が育たない。
粘土質の改善には砂を入れることが必要ですが、その砂を入れるためには費用を用意しなければならず、その費用は今の私には用意することが難しい。なので、今あるものを活かして土を改善させることにします。
もみ殻やワラ、たい肥、EMや乳酸菌、写真にも写っている草、これらを活かして育てて行きます。
雨がしとしと降っています。梅雨ですね。
当果樹園のレモンの花も奇麗に咲きました。
6月なので花びらが落ち、ちいさな実をつけ始めています。
これを見る限り、今年度も無事に収穫できそうな様子。
お客さまや関係者の皆さまからの励ましの声を頂戴するたびに、皆さまに支えられて、ここまでやって来れました。ありがとうございます。
果樹畑も少しずつ広がっています。
しかし改植が必要ですので、植え付けは来年度から。
まだまだ目標にはほど遠い現状ですが、目標に向けて努力してまいります。
レモンの花のつぼみは5月からつき始めるのですが、この時期は収穫できる実がつくかどうかが分かる月。
つぼみという形で目に見えるようになるので、もっとも緊張する季節でもあります。
花びらが落ちて実のようなものが見え始めます。
6月に入る頃には、このような実があちこちに出てきます。
ここまで育つと、あとは実が大きくなるのを待つのですが、病気を防ぐために乳酸菌や微生物資材で実を守ることが大切です。
傷を防ぐためには、枝が実に当たらないように枝を切ったりトゲを取り除いたりします。
この実の収穫は11月ころから始めます。
きれいで美味しいレモンをお届けしたいので、大切に育てて行きます。
サクサクのタルト生地をベースに、甘酸っぱいレモンはちみつを混ぜた豆腐のムースをたっぷりのせ、仕上げにレモンはちみつを練り込んだ豆乳のソースでデコレーション。豆腐とは思えない新鮮な味が口いっぱいに広がります。
まだ試作段階のこのタルト、名前がまだ決まっていません。今回、商品企画としてご紹介したこのタルトは、「黒妙自然工房うず」さんとのコラボ商品。
この新食感を、皆さまにお楽しみ頂きたいです。
年5回開催の青空マーケットに出店しています。このマーケットは、自然派食材やエコをテーマにした雑貨、マッサージなど、こだわりのお店が集まる小さなイベントです。
私たちカンズフルーツも自家製レモネードを出品しました。日中は暑くなってきたので、今回はつめたい飲物を提供しようと思い炭酸ドリンクを用意。炭酸ガスをその場で水に注入するタイプのボトルを使い、プシュ~ッとカップに炭酸レモネードを注いで提供。小さな子供からベテランの女性まで、幅広い年齢層に好評を頂いています。
次回は、10月の第1週目の日曜日に開催。この日は久万高原の「黒妙自然工房うず」さんとコラボした商品を企画していますので、皆様もぜひお立ち寄りください。
友達の輪が広がって、
レモンの収穫を楽しみたいと畑にお越しくださったのは、
松山市で整体をされている「ゆるらく整体らくや」経営のご夫妻。
そして「元祖かっしゃ焼 松山店」のご家族とスタッフの方々でした。
お客さまをあまりお招きしない私です。
苗木を植え付けた後の工事中のような畑に、
お客さまをお招きしてしまいました...汗;
それにもかかわらず、
レモンの収穫を楽しんで頂けたのはとても嬉しい。
かっしゃ焼のお店では、レモンを調味料として提供してくださるそうで、
それに耐えうるように、少しだけ収穫したレモンをお持ち帰り頂きました。
ゆるらく整体らくやさんのブログには、
レモンのお料理や塩レモンについて、ご紹介くださっています。
blog ゆるらく整体・リンパケア サロンのらくや
加工施設をお借りしたのは2回目。今日も1日かけて下処理をします。
まず、洗浄から。
うちのレモンは、農薬や化学肥料を使わない栽培なのでカイガラムシがつきやすくて、その死骸の黒いものが点々とついています。
まず初めは、その汚れをたわしでこすって落として行きます。
汚れを落とし終わると、塩でもみます。
そのあと、鍋に入れてグラグラと...。
ゆでたレモンは皮と果汁に分けて保存しますが、外皮のわたの部分は少し削ぎ落としておきます。これに時間が掛かるので、1日作業になってしまうのです。
今はまだ下処理の段階で、製品になるまでにはまだまだ時間が掛かります。
皆さんにお楽しみ頂けるようになるまで、もう少しお待ち頂きたいなと思っています。
先月から行っていた苗木の植え付け準備からほぼ1ヶ月経ち、ようやく植え付けが終わりました。
今回、100本の植え付けに掛かった日数は5日間だったのですが、その計画には半年ほど掛けています。その理由はこれ、分厚い粘土質の土があったからです。
畑の土は、掘ってみなければ中がどうなっているか分かりませんし、雨が降ってみなければ水がどう流れるかも分からず、この畑を借りた当初からそのことについて観察していました。
場所によって土質が違うので、今掘った場所から10メートル先がどうなっているのかを確かめるために、小さなシャベルで掘って確かめていきます。
そんなことを半年間やって行き、植える場所を決めてからバックホウでザクザク掘って行きました。
通常は、一つひとつ穴を掘って植えて行くのですが、今年は筋堀をします。
その理由は3つあります。
ひとつは「土の団粒構造が出来やすい環境をつくりたいから」、ふたつめは「団粒構造によって地温を上げたいから」、そして最後は「水の流れをよくしたいから」です。
定植用の穴を掘り始めて数日後、雨が降りました。すると...。
溝のなかに雨水が大量に溜まってしまい、ここには植え付けることが出来なくなってしまいました。
そこでこの水を抜くために、水路を掘って下流に流れるようにすることで、ここから下手の植え穴に水が入らないようにします。
この方法が上手く行ったので、ここから下手の植え付けも順調でした。
ただ、この溝は排水のための溝として使うことに。
こういった作業のあとは、堆肥やバットグアノなどの資材を入れて行きます。
資材を入れてから1週間ほどしたころ、苗木が到着しました。
いつもお世話になっている、吉岡国光園の苗木です。
とても状態がよく、元気な苗木です。
今年の植え付けには、久万高原から助っ人がやってきてくれました。
黒妙自然工房うずの木嵜さんご夫婦です。
京都から愛媛に移住した木嵜さんご夫婦は、私たちと同じように農薬や化学肥料を使わない栽培で農業を営んでいる方々です。
野菜を中心に栽培していて、その収穫物は三津浜(松山市)のワニナルバザールや西条市川根の青空マーケットでお買い求め頂けます。
青空マーケット(西条市川根)には私たちも出店するので、4月6日(日曜)の開催時には、またお会いできると思います。お近くの方は、お立ち寄りくださると嬉しです。
黒妙自然工房うずのジャムには私たちのレモンが使われているので、こちらもお楽しみください。
今年植えた苗木が順調に育つように、これからも農業に励みます。
皆さまの応援が頼りです。
これからも、よろしくお願いいたします。
完熟レモンは、今月末まで。とれたての新鮮なレモンは当果樹園から発送いたします。ぜひ、お買い求めください!【楽天市場】愛媛県産 レモン 1.5kg 【smtb-KD】:新鮮産直 愛媛のうたhttp://t.co/X9HaplL0Wz
— Kahns Fruits (@kahnsfruits) 2014, 3月 11
全国的に厳しい寒さが再びやってきました。先週に続いて寒い週末になりそうです。
こんな寒い中、苗木を植えるための準備を始めました。
バックホウをレンタルして、土の入れ替えをしています。
この作業の手順はこうです。
地表から40センチほどを掘っていきます。そのあと、それより下の土を掘り、溝の両側に土を分けるのですが、地表の土とそれより深いところの土を溝の左右に分けて置きます。
地表近くの土は埋め戻し、深いとろこの土は地表に出るようにするのですが、深いとろこの土は、しばらくの間、冷たい空気に触れさせます。
冷たい空気に触れさせる理由は、嫌気性の微生物が動けないようにするためです。
あとから、この土に新しい微生物を注入して、果樹が病気にならないような土に仕上げていきます。
溝は、1メートルくらい掘りたいのですが、あまりにも固い層があって浅めに...。
この作業は、なかなか時間が掛かります。
もう少し大きい重機を借りたかったのですが...。パワー不足を感じています。。。
厳しい寒さが続いていますが、皆さまお変わりございませんでしょうか。
風邪にも気をつけなければなりませんが、インフルエンザにも注意が必要ですね。健康を維持するためには、免疫力をつけることが大切。そのためには充分な睡眠と食べ物から得る栄養、そして適度な運動だといわれています。今が旬のレモンは、免疫力を高めたいお客さまの手助けになるはずです。
先日、山梨県にお住まいのジュニア野菜ソムリエERIさんより、ブログ紹介のお知らせが届きました。
「旬のレモンを紹介したい」とERIさんからメールを頂戴したのが昨年末のこと。「年が明けてからのほうが熟していて美味しい」とお返事してから、随分長くお待ち頂きました。そして数日前、ブログ掲載のお知らせが届きました。ありがとうございます。
ERIさんのご出身は、山梨県北杜市。私たちの住む愛媛とは遠隔地域交流で深いつながりもあります。気温がマイナス10度まで下がると聞き、愛媛では想像がつかない寒さだということが分かりました。
空気の乾燥もあるとのことで、風邪への抵抗力をつけるためにもレモンを使って頂けるのは私たちにとっても嬉しく思います。繊維質たっぷりの野菜や果物で、厳しい冬を元気に乗り切って欲しいです。
地域の隠れた農産物を掘り起こす「まつのブログ」は、有機農産物の物流企業である「株式会社まつの」さんが運営しています。
早くも12月です。昨日は、西条市丹原町川根で開催された「青空マーケット」にレモンピールをあま〜く煮たレモネードを出品しました。2ヶ月に1回の頻度で開催されるマーケット。自然栽培などのオーガニックなものや健康をテーマに行われています。
で、私たちカンズフルーツはコンテナを6個かさねて、その上から布を被せただけの簡易な棚をつくって出店しました。商品はレモネードとレモン、ゆずみかんドリンク、そして久万高原町の茶畑で私たちが手づみしたグリーンティーを出品。思っていたよりレモネードが好評だったので、次回の2月にも出品しようと思っています。
この「青空マーケット」は2ヶ月に1回の頻度で、第1日曜の AM9:00〜PM3:00 に開催されています。
場所は、愛媛県西条市丹原町川根、次回は2014年2月の第1日曜日に開催されます。
オーガニックや健康に関心がある人に向けて、ほのぼのした雰囲気で開かれるマーケットです。
楽天サイトで買い物をお楽しみ中の皆さま、大変お待たせしました。
今季の早摘みグリーンレモンの販売が楽天サイト「新鮮産直愛媛のうた」にて始まりました。楽天ポイントをご利用のお客さまは、こちらからご注文ください。
下の写真をクリックすると、楽天サイトに移ります。
上の写真は愛媛のうたサイトです。楽天サイトの愛媛のうたページに移り、ぐるっと下の方にスクロールして商品の内容をお確かめください。
今季は、1.5kg箱 1,480円(税・送料込み)でお届けしています。
今後とも、よろしくお願いいたします!
今日はふたつの出来事がありました。
まず1つ目は、今週末の16日土曜からマイファーマーという
わたし専用農家のウェブサイトで販売を始めます。
今日はその登録をしました。
わたし専用農家を必要とする方にはこのサイトに行ってみてはいかがでしょうか?
ここでは、日本全国の有機栽培農家がインターネットを使って
自由に販売活動をしています。
農家自身がお客さまに向けてメッセージを発信する貴重なウェブサイトです。
「わたし、専用」農家・マイファーマー(有機栽培農産物の宅配)
そして2つ目は、右目のまぶたが腫れたこと。
朝起きたらまぶたが重く、痛い。
鏡を見ると薄く赤く腫れていました。
じっとしとけと、そういうことなのだろうかと思い、
ここぞとばかりに今日は休養することに...(^^;
私たちが伊予農業高等学校に伺ったのは昨年のことでした。農薬や肥料を使わない自然栽培を高校生がしていると知ったのはそのときです。
当時、研究発表会がせまっているとのことで、その練習をしているところだと聞き見せてもらうことにしました。
発表内容である自然栽培の稲を、発育状況や土壌環境などを記録しグラフ化して誰にでも分かりやすい内容にまとめられていたことを、今でも思い出します。
それから1年後の今年、耕作放棄水田を借りたことで栽培面積も広がり、栽培にも成功したようです。
自然栽培をするには水稲栽培が比較的容易だと高等学校の顧問の先生から聞きました。しかし、ここまで来るには難しい課題がいくつもあったのではないかと思われます。
米収穫後の稲わらを分けてもらえることになり、今日は伊予農業高等学校の白水農場(愛媛県伊予市上吾川)まで伺いました。頂いた稲わらは、果樹の苗木まわりにまいています。これから腐食が始まり、果樹の栄養分になってくれます。
レモンの出荷を2日後に控えていますが、借りた農地の再生も並行して行っています。
耕作をやめてまだ2年ほどしか経っていないらしく、数本の木は枯れずに残っていました。
左の写真は、伊予柑の木にからまったツタを取り除いたところ。
右は、ツタを取り除いている妻の様子。
農地の再生をしていて思い出すのは、4年前のことです。就農しようと農業委員会まで相談しに行きました。
私たちが「耕作をやめた農地を借りて農業をやって行きたい」と言ったところ、農業委員会から「そういった農地はない」と言われ、ひどく困惑したことを思い出します。
今思うと、あのときの話は何だったのか。農地の状況について、何も把握できていないのではないかと思いました。
じつは、農地の契約までには、地権者と借受人が直に会って話し合わなければなりません。その話し合いを経て、賃貸借契約が結ばれます。こうしたことが理由で、「耕作していない農地はない」のだと、後になって分かりました。契約できる地権者が、いるかどうか分からない、ということです。
これでは、農業後継者を育てられなくなりそうです。農地を借りるまで何年も掛かっていては、事業を開始するまでに生活費がひっ迫します。
私も農地を借りるまでに農業研修を受けるようにと勧められ、農業が出来るようになるまでには結構な時間が必要でした。
就農してからはというと、相変わらず農地の確保に手間取っています。契約まであまりにも時間が掛かりすぎています。その間、耕作されなくなった農地は、さらに再生が難しくなって行く、そんな様子を目の前にしながら、ひたすら待たなければなりません。
こんなことを思いながら、あさっての出荷の準備をし、並行して農地の再生をしています。
もう秋だというのに、台風26号につづいて27号が近づいてきていますね。
雨が降ると収穫作業が難しくなるので、予約くださったお客さま向けのレモンを前もって収穫することにしました。月末に地元で開催されるイベント用のレモンも、今日一緒に収穫しています。
今の時期は小玉が多いのですが、できるだけ大きい物を採るようにしていて1個が90g~100gくらいになります。
早摘みは硬くて香りが良いのが特徴です。
果汁もたっぷりあって問題ありませんが、完熟のレモンと比べるとやや少なく感じるかもしれません。
早摘み独特の香りと酸味は、今が一番いい時期です。是非、お試しください。
価格は、1kg400円(税込・送料は別)
1個40円(100g)を目安にして頂ければと思います。
ご注文は、メールでも大丈夫です。
メールでご注文の場合、お支払いは指定口座にお振込み頂くようになります。
また、11月からはペイパル経由でのクレジットカード決済が可能ですので、
ウェブサイトからもご注文頂けるようになります。
当果樹園のレモンを是非、お楽しみください。
よろしくお願いいたします。
EM散布の準備のため、いつもの給水場に来ています。ここで水を汲んだあと、レモンの畑に行って散布します。EMは1000倍に希釈したものを使い、葉面や果実、地面にも散布します。ちなみに水は、700リットル使います。
給水場の水は緑がかっていて、透明ではありません。山から流れてきた水がこの池に流れてくるからです。山には落ち葉が堆積した腐葉土がたくさんあります。その腐葉土が、この池の水の栄養分を高くしているようです。
収穫前にEMを散布するのは、健康なレモンを出荷したいからです。もし病気になったら、表面がガザついたり、デキモノのようなものができて穴が開いたりします。それを防ぐため、今の時期に散布しておきます。これをしておくと、表面がつるつるしたきれいなレモンが出来上がります。
今、出荷前の最後の仕上げをしているところです。
美味しくてきれいなレモンを、皆さんにお届けしたいのです。
写真は、今月のレモン。このレモンの収穫は、10月下旬を予定しています。
早摘みの「グリーンレモン」は、さわやかな香りが特に印象的。すっぱ~いレモンの風味は、秋の魚や野菜料理にぴったりです。私の家でもグリーンレモンは毎年大活躍してくれています。
栽培には、EMや牛ふんたい肥などの自然由来のものを使っています。
農薬や化学肥料、除草剤などの薬品は使っていませんから、心配されることなくお料理やお菓子作りに、外皮ごとご利用ください。
できるだけ採れたてのものをお届けしたいから、注文ごとに収穫して発送したいと思っています。そのため、お届けまでお時間を要する場合がありますが、ご理解いただけば幸いです。
販売は、インターネットや産直市場にて、11月から行う予定です。
詳しくは、ブログやフェイスブックにてお知らせ致します。
カンズフルーツのレモンを、よろしくお願いいたします。
昨日から上陸していた台風は、今朝には四国を通り過ぎて関東方面に向かって進んでいるようです。当果樹園は影響はありませんでした。が、突風を受けた地域のニュースを見るたび、その被害は他人ごとではないなと。暴風や豪雨のことを考えた圃場作りも考えていかなければと。
暴風には防風林、豪雨には水はけのよい土壌や水路を作っておきたい。これからの気候変動に前向きにそなえていこうと考えているところです。
そなえは簡単にできることではないのですが、「今はじめなければいつやるの」こんなセリフが頭のなかを、台風被害のニュースを見ていると駆け巡ります。
時間が掛かるからといって諦めることなく、土台をしっかり築いて行きたいのです。
昨年から作付けをやめた人がいると聞いて、農地の見学に山奥までやって来ました。私たちが耕作地を広げるために農地探しをしていたことも、ここに畑があると知ったきっかけですが。
これが、その畑までの道のり。もう少しで到着です。
路面はモルタルで固められていて、思っていたより通りやすい道です。でも途中には崖崩れを起こして危ないところもありました。
山の中は、風が涼しくて心地いい空間です。こんなところで農業ができればいいなと思える場所。土も肥沃でよさそう。
周りは雑木が多い所なので、これから耕作するには整備が必要だと判断しました。時間は掛かりそうですが良い畑になりそうです。借りることができればのことですが...。
8月に入っても相変わらず暑い毎日が続いていますね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。私たちは今日も農作業に励んでいます。タイトルにもあるように、私、ついさっきハチに刺されました。
早朝からEM散布をするためいつもの給水場で水を汲み、雨に打たれながら涼しく作業をしていました。午前はそんな感じで何事もなく過ぎていったのですが、事があったのは夕方を過ぎた頃。あたりが少しだけ暗くなってきて、疲れも溜まってきたのかもしれません。ハチが飛んでいることに注意を怠っていたのでしょう。タンスの角に足の小指をぶつけたときのような刺激が、私の右手人差し指に走りました。
その猛烈な痛みが走る手を見ようとしても、そこには夏の激しい日光で光合成をしたホカホカのレモンの葉しか見えません。私が立っていたのは密集したレモンの中で、全身がその葉で埋もれるくらいの場所。猛烈に痛いのにその痛い所が見えない、とても辛い。
気がつくと信じられないくらい大声を出していました。出した声が反響して自分にかえってきた時にそのことに気がついたのですが...。それから両手をバタバタしてもがいていたように思います。でもその両手には、散布用のホース50メートルと1メートルのノズルを持っていたのでかなりもつれていたようです。
農具を両手に持ったままレモンの森から這い出すと、流行りのストライプをまとった何かが、スレンダーな美脚をゆらゆらさせながら私の指から飛び立ちます。何が飛び立ったのか分からず、とりあえず両手に持っていたホース50メートルと1メートルのノズルをその場に落として手袋を外して患部を見ることに。
何もない。痛みだけがそこには残っています。訳が分からず立ちすくんでいると、目の前をさっきのスレンダーな美脚が通り過ぎました。ハチでした。アシナガバチ。
指がぷるぷるしているし、あたりも暗くなっていたこともあって帰ることに。家にかえってきた今、このブログを書いています。クリックする指がまだ痛い…。
今月もたい肥の仕入れに行きました。ここはいつものNさんのお宅。愛媛県松山市の畜産農家です。写真は、Nさんにたい肥の積み込みをしてもらっているところ。
このたい肥は、木材と牛ふんを混ぜて作った天然素材のたい肥。ヒノキ材やスギ材を混ぜ込んでいるので夏の暑い日でも匂いはありません。微生物による分解がよくできている高品質なたい肥です。
このたい肥の原料を作っている牛たち。とても大人しくて、ツヤもいい!生まれて23ヶ月だそう。
牛たちの様子を動画撮影しました。大人しくて静かな雰囲気がよく分かります。清潔感のある牛たちなんです。
この牛たちから作られたたい肥を畑にまいていきます。袋に入れながら果樹1本ずつ丁寧にまいていきます。
作業をしているといろんな虫たちに出会います。バッタが隠れたつもりでいるようです。
胃の痛みもなくなり、力仕事ができるほど腹に力が入るようになりました。以前、感染性胃腸炎になったときは、農作業ができなくなるんじゃないかと心配をしていたのですが、もう大丈夫です。ただ、慢性胃炎と診断が出ているので注意はしています。
今畑で行なっているのは、来年植え付ける苗木の場所を作ること。カミキリムシに食べられたことで枯れてしまった木を切り、そこを整地しなおして苗木を植え付けます。ここも土を育てるところからやり直しをします。
夏の間にたい肥とくん炭を敷き詰めてEMを散布します。そのあとにシートを被せて養生する予定です。十分な水分と有用な微生物に育土を任せて、植え付けの時期まで待つ。6ヶ月以上かけて育土を行います。
ちなみに、カミキリムシの被害を防ぐためには鳥の助けが必要です。まだ幼虫のうちに鳥に捕獲してもらって数を減らすことができればいい。農薬をまかなくてすむから、人にも自然にもやさしい森や山になるのですが、まだ愛媛県内ではヘリによる農薬散布が行われています。カミキリムシだけではなく、ほかの虫たちも死んでしまっている。とても残念なことです。
慣行栽培から有機に変えて今年で4年になりました。感覚としてですが、うちの畑は年々良くなってきています。土を手で触ってみると、その感触が気持ちいいです。土は水分を含みながら、さらさらしたところが増えてきています。
でも、いいことばかりではありません。これまでに何かしらの虫が大量発生しています。ただ連続して発生することはなくて1年限りの1シーズンで終わります。しかし、そのダメージは大きい。特にカミキリムシにはほとんどの木を食われてしまいました。
これがその虫。
これがそのカミキリムシ。幼虫のころは木を食べながら幹の中で成長する虫です。うちの木をたらふく食って大きくなった成虫は今、子孫を残すために大量に出てきています。
この虫を捕まえるためには、雨が降った次の日の午前中に行くと簡単です。太陽の照り返しが少ないから見つけやすいし、飛んで逃げることがないのです。たぶん空気中の水蒸気が多くて飛びにくいのかもしれません。飛ばないカミキリムシを捕まえようとすると、ポトッと下に落ちるようにして逃げるのです。そこを片手を広げて捕まえています。
カミキリムシの飛ぶ様子はこちら。
これを1日に70匹ほど捕まえます。捕まえた虫はハサミか手で首を落とします。農薬を使わない栽培では、虫は手で取ってつぶして行きます。
胃の痛みがおさまり、調子を取り戻しつつある私(かんゆきみつ)です。梅雨に入りました。これからの季節は熱くなってきます。私の農業に対する想いも熱くなってくるでしょう。
そんな私の今の作業は、土を育てるための草刈りです。「えっ?草刈りが土を育てるだって?」そんな声が聞こえそうです。そうなんです。草刈りで土を育てることができるんです。
この国のほとんどの農家が行なっている慣行栽培では、雑草は作物にとって邪魔だと考えられているようで、その邪魔なものを刈り取ることを目的としているのが草刈りです。しかし、私たちが行う自然由来の素材だけで育てる農業は違います。草(雑草)は、土を育てるための栄養分だと考えます。
土から生えた草たちの根を土の栄養分に変える作業が、私たちが行う草刈りです。その方法は、草を地上から40センチほど残して、それより上を刈り取る。そうすると、水あげに必要のない根の一部分が枯れて有機物になる。これを繰り返すことで土の栄養分になり、土を育てることになります。
私たちの有機栽培は今年で4年目。初めのうちは草も少ない状態だったのですが、今ではたくさんの種類の草が生えるようになってきました。この草を使って土を育て、その土で作物を育てる。この当たり前のことを自然にできるようにしていきたいと考えています。
私たちの農業は、まだこれからです。
とても暖かくて気持ちのいい天気。そんないい天気でも農作業をしていると暑くなってきてしんどくなります。疲れはしますが、畑にいると色んな虫がいたり花が咲いていたり、そんな環境が気持ちをリラックスさせてくれていい気分なんです。
下の写真は、3年目のレモンの木。農薬や化学肥料、除草剤も使っていません。
じつはこの木、今年の冬に葉をすべて落としていたから枯れるんじゃないかと心配していました。新しい根を張るあいだに葉を枯らせたのでしょうか。私の所ではそんなふうに復活する木がたくさんあります。
次は、レモンの成木。
レモンの成木も元気に育っています。つぼみもたくさん付きました。
私が胃腸炎で畑作業ができなくなったとき、妻がひとりで畑作業をしてくれたこともあって、今季も無事に実りそうです。これがその花のつぼみ。
きれいに付いてくれました。これから夏にかけて、木の周りに生えている草を育てながら堆肥を施用していきます。土を育てながらレモンも育てて、気持ちのよい環境づくりに努めます。今季のレモンも良いものが出来るよう楽しみにしてください。
やっと花粉症が治まってきたと思ったら、感染性胃腸炎になってしまいました。
胃痛などの症状が現れ始めたのは3月下旬のことです。あまりにもひどかったので、その翌日にふらふらしながら近くのクリニックに行ってみると、「感染性胃腸炎」との診断がおりました。
クリニックでは注射と薬を処方してもらい、そのあと2週間ほど寝込んでいました。今は、しゃべったり動いたりすることも、だいぶ楽にはなってきたのですが、腹の調子がまだよくない。3度めの診察で胃の調子を整えるものを処方してもらい、今日も休養中です。
免疫力が落ちた頃は要注意なのでしょうか。花粉症で胃腸も弱っていました。そんなときは気をつけなければならないなと、今思っているところです。ブログの更新もできるほど回復したから、もう大丈夫かな...。
昨年の10月下旬からグリーンレモンとして提供を開始した当果樹園のレモン、売り切れました。レモンを購入くださった皆さま、レモネードを飲んでくださった皆さま、誠にありがとうございます。
今季は終了しましたが、来季は今年10月下旬から提供を開始したいと思っております。そのときまで、もうしばらくお待ちください。
それまでは、栽培状況をホームページやツイッター、フェイスブックを通じてお伝えできればと考えています。
できるだけ分かりやすく、詳しくお伝えしたいと考えています。お伝えするためのアドバイスなどありましたらメッセージをいただけると幸いです。お客さまからの「こうしてみれば?」「ああしてみたら?」などなど、教えてください。
夫婦2人だけのちいさな農家なので、お客さまからのアドバイスをすべて実施できるかは難しいと思いますが、できるだけやってみたいと思います。
あるお客さまからは、動画を利用して農産物を見せたらいいとアドバイスをいただきました。このことについても、これからやっていくつもりです。
至らぬところもたくさんあると思いますが、これからもカンズフルーツをよろしくお願いいたします。
レモンが樹上完熟しはじめてきました。香りは残っているのですが、酸味が和らいでいます。品種の違いにもよりますが、うちのレモンは完熟すると酸っぱさが和らいできますね。
楽天市場「愛媛のうた」で提供中のレモンは、そんな柔らかい酸っぱさのものが多くなってきました。大きさも小ぶりなものが多くなってきたのは、実が大きくなる時期を過ぎたことが理由。旬を過ぎると実の太り具合も小さくなってきます。
そんななかでもインターネットから購入されたお客さまから好評だと伺うと、とても嬉しくなります。楽天市場「愛媛のうた」を運営している株式会社SPCあてにお寄せくださったコメントを拝見するたび、来年も良いものを栽培しようと気持ちが高まります。
当果樹園のレモンは、来月3月いっぱいで今季の販売を終える予定です。終了間近の3月は、時期的に小玉が多くなることをご理解ください。私たち夫婦は、これからも美味しいレモンをお届けできるよう研究してまいります。また、栽培の状況や私たち農家のことについても、このブログでお伝えできればと思っています。
松場登美(まつば・とみ)さんの講演に行った。松場さんは、株式会社 石見銀山生活文化研究所の代表取締役所長でありデザイナーだ。雑貨ブランドを持ちながら、築150年の古民家を修復して、それを店舗や事務所として活用している。これらは、生活文化の交流にも役立てられている。
松場さんの事務所は山奥にある。かやぶき屋根を修復した古民家は、昔ながらの外観をもった建物なのに、中に入ると都市圏のオフィスと変わりない。スライドで見せてもらったその様子は、移築がどんなに困難だったのか想像がつく。
もちろん、このオフィスには若い人が多い。若い人は田舎をいやがって都会に行き、田舎は過疎が進んで困るといった話をよく聞くが、松場さんの話を聞いていると意識のちがいがそうさせているのだと気付くことができる。意識が変われば、若い人が田舎で仕事ができる環境に変えることができる。
でも、自ら意識を変えるということは難しい。何らかの影響がなければ出来ないことではないか。それがどんなことなのか、後になってから疑問が出てくる。
私が思うのは、価値観の違いを認めることから始めればいいのだろうと。やっていること、考えていることは違っていても、それらを集めて共通の目的を持てば意識を変えるきっかけになるのではないか。
そのきっかけに地域の人が気付き大切にできれば、地域が変わるのではないかと、この講演で気付くことができた。
昔の良いもの、良いことを残すためには、昔とは違ったことをする必要がある。昔と同じ方法では、残すことはできない。このことに気付くことが大切だろうと。
ワニナルバザールをご存知でしょうか。
商店街の小さな公園で開かれる青空市場のことです。ただの市場ではございません。健康と環境に配慮した出店者があつまる、ゆるーい市場なんです。
ここへ行くには、愛媛県松山市の電車、伊予鉄高浜線に乗り、「伊予鉄高浜線、三津駅」で降りると三津浜商店街が見えます。その商店街に入り、のんびり歩くとその市場に出会えるでしょう。
今回は1周年記念ということで、大きなワニナルバザールです。そう、「ワニナルバザール・アニバーサリー」が開催されます。
ときは、2013年2月9日(土曜)午前10時~午後4時まで。
午後1時からは、ライブも行われます。
今回は、私たち夫婦も出店します。レモンと藤田養蜂場のはちみつとを一緒にして、あったかーいレモネードを提供。是非、遊びに来てください。
出演・パフォーマーは、こちらの3人。お楽しみください。
昨年末から体調がすぐれないうちの飼い猫「むう」ちゃん。あまりにも呼吸が荒く調子も悪そうだったので、自宅近くのペットクリニックに行ってみたのが10日前のことです。
獣医さんによると、肺に水が溜まる「胸水」という症状だとのことで、むうちゃんは肺のまわりに溜まっている水を抜きとるため、入院することになりました。
手術は2日間にわたって2回行うことに。1日目に抜きとった片肺の水は透明度が高かったのですが、2日目に抜きとった水は乳白色をしていたので、白血病の可能性があるらしいのです。
抜きとった乳白色の胸水はリンパ液だとのことで、1週間分の薬を処方してもらって、自宅で安静にして過ごすことになりました。
そして1週間後の今日、術後経過をみるために診察に行きました。先週、撮影したエコーの映像と今回のものとを比較してみると、薬の効果もあったのか、黒い影が少なくなっていました。影が少ないということは、水はあまり溜まっていないということです。
ただ、少しだけ影はあったものの、術後経過は良好だとこのことでひと安心です。また1週間分の薬をもらって経過観察を続けます。
今年もあと数時間でおわる。でも、今年はとてもラッキーな年だった。
新規就農したばかりの私が当時心配していたことは、販売先の確保ができないのではないかということだった。ところが、地方局の中予農産物おみあいプロジェクトに参加したことで販売先は見つかっている。
ネット販売についても、自分でサイトを作らなければと思っていたのだが、株式会社SPCの協力で、楽天やアマゾンを利用した2つの「愛媛のうた」サイトからオーガニック・レモンを販売できている。
また、飲食店のオーナーさんやスタッフの皆さんにも販売に協力いただいている。
飲食店の店頭で青果を販売することは、通常なら嫌がられることなのに、今も店頭販売に協力くださっている。このことには、とても感謝している。
そして11月には、松山市で開催された産業まつり、「すごいもの博2012」にも出品することができた。このときも、中予農産物おみあいプロジェクトの方々に協力いただき、ブースを利用させてもらった。この日をきっかけに、お客さまと直に交流できる機会がふえてきた。Facebookでの交流もこの日をきっかけに始まっている。
産直市は、松山市の商店街にある「ぎんこい市場」にレモンの出品をしている。この産直市に出品している理由は、地元のお客さまとの交流を大切にしたいからだ。この産直市の店長さんには、来年から行う農地整備にも協力をいただけることになっているから、特にお世話になりそうだ。
いろんな方々に協力いただけたことで、来年も私たち夫婦は農業を続けることができそうだ。
ご協力くださった皆さまには、とても感謝している。これからも、オーガニック・レモンを求めるお客さまに安心して使っていただけるように、栽培情報を発信して行きたい。
来年も、よろしくお願いします。
「黒妙自然工房うず」のことをご存知だろうか。いや、知らないと思う。たぶん誰も知らないはずだ。
「うず」は久万高原町の奥、西条市よりの面河渓方面にある工房だ。じつは、私も昨日知り合ったばかりのご夫婦が、この「うず」のオーナーなのだ。
このご夫婦も「すごいもの博2012」に出店されていたと知ったのは、私がレモンを販売しているときにお話ししたのがきっかけだった。有機栽培に関心があり、京都から愛媛に移住したことでそれを実践されている。栽培だけでなく、収穫したものをジャムやクッキーなどのお菓子をつくって青空マーケットなどで販売されているのだ。
この「うず」のご夫婦に出会うチャンスはいくらでもある。毎週土曜日、愛媛県松山市の三津浜商店街で開催される「みつはま わになるばざーる」だ。
伊予鉄「三津駅」前の住吉公園で、毎週土曜、AM10:00~PM3:00に開催されているから行ってみてほしい。この「みつはま わになるばざーる」は、地元の農産物、オーガニックものがたくさんある。
うれしい。とてもうれしい。お客さまからの応援メッセージは、生産者にとってとても嬉しい。その応援メッセージには、先日お届けしたレモンが良かったという内容と共に、そのレモンの利用方法を、ブログにもUPくださった。
メッセージをくださったのは、2歳児のお母さんからだ。ブログネームは、雛菊(Marie:マリー)さん。ロー・リビングフードをテーマにした「レモン酵素仕込み」が、写真と一緒に紹介されている。
レモンには殺虫剤などの薬品を使っていないので、目に見えない微生物が付着している。その微生物たちが発酵を促進してくれるから、きっと美味しくなると思うし美味しくなってほしい。
今回、お客さまからメッセージを頂いたことで、栄養補給ができた。私は、お客さまと生産者が、できるだけ近い存在でいられるように努めていきたい。良い農産物を育て続けるために、これからも皆さまからのメッセージをお待ちしております。
「羽歩(haho)」さんで記念撮影!今日は、「羽歩」さんのところに、グリーンレモンのお届けに伺った。右端に写っているのは、オーナーさん。この方と出会ったのは、愛媛県中予地方局が企画したCOP交流会だった。
このCOP交流会は、愛媛県の農家と飲食店がお見合い形式の交流会に参加して、出会うところからはじまり、交流を図ることによって新メニューや商品開発を行うというものである。ざっと説明するとこんな感じ。
で、このお店、「羽歩(haho)」さんで合流したCOP事務局の方々と、1時間ほどしゃべりまくって新メニューの開発会議を終了した。これからこの「羽歩(haho)」さんで、グリーンレモンを使ったメニューが登場する。発表は、Facebookやこのホームページでも行いますので、みなさまシェアお願いいたします。シェアの後は、お店に食べに来てね!!
「羽歩(haho)」 : 愛媛県松山市春日町13-10 1階
/ 営業時間 11:00-18:00 / 水・土 カフェ営業 / 木曜休み /
こんな人と一緒に仕事ができたら楽しいだろうな、と思ったそのセミナーの講師は、高知県四万十市で休耕田の棚田で米づくりをしながらデザイン会社を設立した迫田司氏。その迫田氏が経営するサコダデザイン株式会社は、地元密着型のデザイン会社だ。地元の人たちと一緒に、地域をデザインしているところがとてもいい。
だからこのセミナーでは、迫田氏自身の話はほとんど出てこない。四万十のことやプロジェクトで仕事をした役場の人、農家の後継ぎが新商品を開発したことなど、地元の話が元になっていて、迫田氏が登場したのは川に潜って鮎をとっている写真それだけ。しかも潜っているから背中と足だけ...。
四万十の話を聞いていると、四万十に行きたくなってくるから不思議だ。河に架かった橋が増水で水没するところからはじまる話は、なんだなんだと引き込まれてしまう。
その水没する橋もデザインに使われていた。農産物を届けるとき「その橋をわたってお届けしています」とそのデザインと一緒にお客さんと話しているそうだ。そこでとれた農産物を前にしてそんな話をしているとつい欲しくなってしまうし、一度そこに行ってみたくもなる。お土産話があると、食べものも美味しくなってくる。
今回のセミナーで学んだことは、「ものの道理が分かること」が大切ということ。なぜそこにそれが昔からあるのか。その理由や背景など、歴史から学びながらデザインしていく。そんなことがデザインには必要だということだった。
時間はかかることだけど、それを抜きにして良さを高めることはできない。見た人がぼんやりとでもいいので、「あそこはいいとこなんやなー」という思いがする。そんなデザインが大切ということだった。
うまく育ってくれるのかどうか心配していたレモン。どうにか販売できそうな雰囲気になってきた。
昨年は、かいよう病の発生が多くて困っていたけど、今年の発生は少ない。奇形も少ないので、ほとんどのレモンは販売できるはず。
収穫までの間は何事もなくそだって欲しい。そんなことを思いながらEMの散布をしたりしている。
このレモンの区画以外は、どうも上手く行かない。土の状態があまり良くならないので、なんだか気分がわるい。土にあわせて気分が変わるなんて、感情移入しすぎなのだろうか。
有機に変えて3年がたった今でも土が異常に固いところがあって、そこに生えていた果樹はすべて枯れた。こんなに土が固くて昆虫もいなかったのに、私が管理するまで枯れなかったのはとても不思議だ。化学肥料などの効果なのだろうか。それが切れたら、すぐに枯れるということなのだろう。
化学肥料が切れたらすぐ枯れるなんて、なんのための土なのだか分からない。土がなくても育つということなのだろう。そんなものを食べていて、身体が健康になるわけない。
まあ、いろいろ思うことがあって有機栽培をしているけど、とても時間が掛かることなので結果はまだ出せないでいる。
トマトジュース嫌いの私が、不安を感じながら思い切ってのんだのが、これ!うま~い!
苦々しい顔のように見えるかも知れないが、これはうまいっ!といっている顔なのだ。この「赤の元気」はナチュラルで、後味すっきり。これなら毎日飲める!
で、今日は、上浮穴郡久万高原町に来ている。家族経営協定を締結している農家たちが参加する視察研修のためだ。
はじめに、トマト栽培を行っている畑を見学。つぎは、正岡りんご園で観光農園を視察する。
久万高原町は豊かな自然がいっぱいで心地いいところだ。
トマト栽培地で圃場の説明を受けたあと、圃場内を見学した。
ここでは減農薬でトマトの栽培をされていた。ソルゴーを植えるなどして土づくりにも気を使われている。
これは、トマトの葉。
圃場の見学をおえたあとは、トマトの加工場に移動した。ここが、とまとジュースやお菓子の加工場、株式会社FFTだ。
加工場に搬入されているトマトはどれも綺麗なものばかりで、通常販売しないのがもったいないくらいだ。でも、これだけの品質のものをジュースにしてくれているので、おいしいとまとジュースをのむことができる。
加工は、ほとんどが手作業だ。人の手で丁寧に作っていると分かると安心できるし、温かみを感じることができる。食べるときにもそれを感じることができるのが、こういった加工場の良さだ。
午後からは、「正岡りんご園」の視察研修。園主のご夫婦から圃場の説明を受けたあと、りんご狩りに向う。
カゴとナイフを受けとって、収穫したりんごをその場で食べるサービス。とれたてのりんごは美味しい!
圃場には、りんごを求めた蜂がたくさんやってきていた。正岡さんによると、「蜂がたくさんいるのに巣が見つからない」とのこと。つい先日、妻が蜂に刺されたこともあって危ないなあと思いつつ、目の前のりんごに夢中になっていた。それにしても昆虫たちは美味しいものを良く知っている。
正岡りんご園の圃場面積は、1ヘクタール(10,000平方メートル)。除草剤は使わない栽培をされているとのことで、堆肥による土づくりで美味しいりんごを栽培されている。
作り手の心のこもったりんごの香りが、帰りの車のなかを心地よくしてくれていた。
笹や竹が大きく育っている。7月下旬に刈り取ってしまうつもりが、雨量が多かったこともあって手付かずのままだ。
笹や竹は生長が早くて勢いもある。必要のないところまで生えてくるから、根ごと枯らしてしまいたい。なので、地面から1メートルほどで切ることによって、根を枯れさせることにした。
この効果は、後日このブログで報告します。