先月から行っていた苗木の植え付け準備からほぼ1ヶ月経ち、ようやく植え付けが終わりました。
今回、100本の植え付けに掛かった日数は5日間だったのですが、その計画には半年ほど掛けています。その理由はこれ、分厚い粘土質の土があったからです。
畑の土は、掘ってみなければ中がどうなっているか分かりませんし、雨が降ってみなければ水がどう流れるかも分からず、この畑を借りた当初からそのことについて観察していました。
場所によって土質が違うので、今掘った場所から10メートル先がどうなっているのかを確かめるために、小さなシャベルで掘って確かめていきます。
そんなことを半年間やって行き、植える場所を決めてからバックホウでザクザク掘って行きました。
通常は、一つひとつ穴を掘って植えて行くのですが、今年は筋堀をします。
その理由は3つあります。
ひとつは「土の団粒構造が出来やすい環境をつくりたいから」、ふたつめは「団粒構造によって地温を上げたいから」、そして最後は「水の流れをよくしたいから」です。
定植用の穴を掘り始めて数日後、雨が降りました。すると...。
溝のなかに雨水が大量に溜まってしまい、ここには植え付けることが出来なくなってしまいました。
そこでこの水を抜くために、水路を掘って下流に流れるようにすることで、ここから下手の植え穴に水が入らないようにします。
この方法が上手く行ったので、ここから下手の植え付けも順調でした。
ただ、この溝は排水のための溝として使うことに。
こういった作業のあとは、堆肥やバットグアノなどの資材を入れて行きます。
資材を入れてから1週間ほどしたころ、苗木が到着しました。
いつもお世話になっている、吉岡国光園の苗木です。
とても状態がよく、元気な苗木です。
今年の植え付けには、久万高原から助っ人がやってきてくれました。
黒妙自然工房うずの木嵜さんご夫婦です。
京都から愛媛に移住した木嵜さんご夫婦は、私たちと同じように農薬や化学肥料を使わない栽培で農業を営んでいる方々です。
野菜を中心に栽培していて、その収穫物は三津浜(松山市)のワニナルバザールや西条市川根の青空マーケットでお買い求め頂けます。
青空マーケット(西条市川根)には私たちも出店するので、4月6日(日曜)の開催時には、またお会いできると思います。お近くの方は、お立ち寄りくださると嬉しです。
黒妙自然工房うずのジャムには私たちのレモンが使われているので、こちらもお楽しみください。
今年植えた苗木が順調に育つように、これからも農業に励みます。
皆さまの応援が頼りです。
これからも、よろしくお願いいたします。